2025年4月8日 横浜アリーナにて開催された TM Network 40周年度最後のライブ感想をお届けします

TM Networkのファンの事を「FANKS(ファンクス)」と呼びますが、この記事を書いている人は
決してこってこてのFANKSではないことをここき書き記して、半分言い訳にしておきます。
- TVアニメ「City Humter(シティーハンター)」のエンディングに流れる「Get Wild」を聞いてファンになった。
- TMで初めて買ったCD(及びレコード)は「Gift for Fanks」
- 「Self Control」「humansystem」が彼らのベストアルバムだと思っている。
- 全盛期のライブは見たことがない。
OP. +01
01.We Can’t Stop That Way
いつの曲なのかなどさっぱりわからず、ああ、スランプアルバムの中の1曲なのかな、程度の印象だった。事後情報では新曲だとわかったが、70手前の人がクリエイティヴな新鮮なものが生み出せるとしたらすごいことだなと思ったが、自分の想像を超える出来ではなかったと感じる。
02.金曜日のライオン
イントロでのわからなさ(大体コードかメロディはそれなりに聞こえてくるのであの曲かな?程度の予想はできるが)も含めてよくわからないアレンジで、YONMARUの流れだとしたら、今までやらなかったけど、デビュー曲もやっちゃおうかというノリ、程度で、意気込みはあまり感じられない。
03.永遠のパスポート
自分にとっては、期待外れのセットリストの中でも救いの曲の一つで、アレンジもそれなりに良かったと思う。原曲からも大きく外れていないし。ただ、今回のステージのテーマの1つとして必要だったのかな?と疑問。
04.CASTLE IN THE CLOUDS
曲のタイトルは知ってはいたが、やっぱり印象に残らない。何をやってもダメな時期はだれにでもあると思うが、先生が精いっぱいやっているとは思えないのだが。制作当時の背景を知れば、少しは印象が変わるのかもしれない。
05.ALIVE
ヒット曲を未だに狙っていた、と思わせる気持ちを感じさせる曲とでもいうか、やっぱり自分の中では大振りスイングして空振りするスランプのプレイヤーとしか聞こえない。
06. [QUIT30]Birth
07. [QUIT30]The Beginning Of The End
08. [QUIT30]The Beginning Of The End II & III
アルバムは昨年、moraでハイレゾが何故か安かったので(\1,680!)購入して聴いてみた。感想は…リピート不要、今の自分には必要のないアルバムだった。また時間が経ったら印象が変わるかもしれない、と思いたい。
という内容だったのだが、いざステージで演奏されても印象は変わらず。ビジュアルや演出は単体としてはハイレベルなんだろうけど、いかんせん肝心な音楽に心惹かれない。
09. Show my music beat
10. Good Morning Mr.Roadie
やるとはわかってはいても、演奏してもらってもなあ。40周年の記念としてシングル化したし、ボーカル違うし、演奏しておくかという気持ちが伝わってくる。
40周年の素直な気持ちをずっと(Stand Threeからか?)表現するにはくどすぎないか?新境地というわけでもないジャンルの演奏に、今日のステージははダメだな、とちょっと諦めムードが自分の中に渦巻いてきた。
11. LOUD
開演前の物販のCD売り場を覗いたら、何故か(見落としなのかもしれないが、そうであってほしい)S〇NY時代のCDがレーベル復帰後のシングルしかなかった。
なぜ?そう、今回のセットリストの伏線だったのかもしれない。Ave×、Y〇shimotoに配慮したのだろうか?なので、この曲を収録したCDは販売していた。が、ちっとも興味なし。サビが心に響くファンもいただろう。でも自分には過去再生産的なメロディにしか聞こえなかった。
12. DIVE INTO YOUR BODY
やっと30年前の黄金期のヒット曲の出番だったが、どうもマイナーに変調してないか?というくらい暗いイメージの演奏で、バブル期の能天気なユーロポップではない、「破壊と再生」「終わりと始まり」がテーマだとしたら、破壊の最後の断末魔と言えるような賛歌に響いた。オーディエンスの浮かれ具合も、終わり間際の祭りのバカ騒ぎの心境なのか?もったいないほど気持ちが乗れないし、アレンジもパッとしない出来栄えだったと思う。
13. SCREEN OF LIFE
スランプ期のアルバムは同じく心に響かない。なんか疲れてきて、座席に座りたくなったことしか覚えていない。
14. TK Solo EVOLUTION
頑張りはすごく感じたし、表現もとても前期高齢者には思えない。かっこいい。とんがったところまだまだあるんですよという力強いメッセージは受け止められた。しかしまだ行けます、と言われてじゃあついて行きます、とは言えない。
15. Resistance
会場は盛り上がった。盛り上がったのだが、この曲を演奏したから盛り上がったのであって、感動したとは言えない。やっぱり人力サポートがあったほうがかっこいい曲もある。3人で完結するスタイルを目指して今日まで来た結果がこの演奏なら、ファン(敢えてFANKSを名乗らず)としてはがっかりだ。ノスタルジーしかない。
16. Get Wild
まさかの長イントロなしでのこの曲はいやはや、今までここまで心に引っかからなかったヴァージョンはない。敢えてそんなに力点を置かなかったのか。スクリーンも頑張っていたが、なんか違うという印象しかない。褒めようがない。困った。
17. Self Control
おかしいな、これ、あの曲だよな?というくらいな印象で、先の2曲と同じくらいの
空振り感。スクリーンは楽しかった。若いスタッフがアイデアや頑張っているんだろうな、そういう人達に背中押されて、支えられて頑張れるんだろうなと、曲とは全く関係ないところで感心した。
18. Carry on the Memories
先に演奏したカップリング曲同様、アレンジを変えても感謝ソングはそう何度もやっても薄っぺらになっていくだけのような気がするが。ましてや+01な訳でしょう?40周年の締めくくりとして、そしてこの先の予告としてのステージだったならば、こういう構成なんですよ。ってところなのか?
そのシングル。TMらしからぬTM Networkのありがとうシングル。

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19. Last Encount
エンタメとしての40周年振り返り+その先の未来のユニットのチラ見せ的なステージコンセプトなら失敗だ。だって結成して最初の10年がピークだったのは自他ともに認めるだろう。
それ以降のファンへのアピールも、当然過去の曲を聞いて好きになった人もいたはず。自分の場合は、40周年のいわば「初期」のファンであって、再起動後には興味がなかった。だから自分にとっては「失敗」と感じる。
だから現在進行形の彼らの「何」を求めているかで評価は大きく分かれると思う。ファンになったきっかけの違いで見どころは当然違う。自分が今の彼らに求めるものは、ノスタルジーと、テクノロジーの進化によって再生産(アップデートとでも言ってもいい)された曲とステージを見せてもらえれば十分だった。実際それをやってきたわけだし、それ以上何も求めなかった。
そういう意味では今回の最終日のこのステージは何か新しい切り口や思いも期待していなかったし、一体何をやろうというのか読めなかったし、見る必要はなかったのかもしれない。でも、期待してしまうのはやっぱりファンだから。自分の好きな曲、馴染んできた曲をどう料理してまた楽しませてくれるのか、というところにしか興味がないので、こんな偏った感想になってしまうのは仕方ない。だからFANKSの評価も様々であってほしい。提供されたものを、ただ頂きました、美味しかったです。で、終わらせてほしくない。
妄信的な評価はアーティストをダメにする。ただの集金ビジネスで終わってほしくない。ダメなものはだめだ、という批評はアーティストを更に大きく成長させる糧になるはずだから。年齢は関係ない。また楽しくもワクワクするステージに期待したい。
(2025.4.7 記)
セットリスト出典:https://natalie.mu/music/news/619542

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